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2023.5.26

ChatGPTが得意なことと苦手なこととは

ChatGPTの回答はどこまで当てにできるのか

お世話になっております。制作担当の安藤です。

今回も今大流行中のChatGPTについてのお話しでございます。
最近はYouTubeで芸能人等の有名人もChatGPTを使った動画を投稿するくらい、ChatGPTというものは世間に浸透しているようです。

※そもそもChatGPTとは何ぞや?という説明につきましては、少し前のブログで触れていますのでご覧ください
»WEBディレクターがChatGPTにコーディングを手伝ってもらったら…

そのChatGPTに関して、前述のブログでも少しChatGPTができることとまだ不完全なことについて書きました。
前回の記事がhtmlコーディングをする人(WEB制作をする人)向けの内容でしたので、今回はChatGPTに様々な質問をしていき、ChatGPTが回答を得意とする質問とそうではない質問についてピックアップしました。

◎言葉についての質問

Googleなどの検索エンジンで調べたいキーワードがあったら「●●とは」と検索しますね?
ChatGPTでも「●●とは」と質問すれば、そのキーワードについて書いてくれます。

下記の言葉もコトバンク「人事を尽くして天命を待つ」ページを見ると大体同じようなことが書いてあり、ChatGPTの回答がそれなりに信用できるのではないかと思います。

ことわざや慣用句も教えてくれるので、辞書アプリの代わりとしても使えるかも。

◎お悩み相談的な質問

例えば腰が痛くなった時、Googleなどで「腰痛 原因」「腰痛 治し方」と検索すると思いますが、ChatGPTにも悩みを相談できます。

試しに低気圧と頭痛の関係性について質問してみました。

結構しっかりした対策について提案してくれましたね。

ここで注意したいのが、ChatGPTは専門家ではありません
体調が悪くなってなかなか治らない…という方はお医者さんに診てもらうことをお勧めします。

◎記事タイトルの作成

ブログを書きたいけど何をテーマにして書けば良いのか分からない!
こんな時は、ChatGPTにタイトルを作ってもらいましょう!

例えば、最初は大まかなテーマとして「ホームページ作成」というキーワードで記事を作成するとします。

何だかブログの閲覧者の目に留まりそうなタイトルを作ってくれました。

更に「中小企業のホームページ作成」とキーワードをより具体的にすると、タイトルもよりターゲット層に響きそうなものになっていきます。

文章を書くのは得意だけど記事のテーマやタイトルを考えるのは苦手…という方はかなり活用できそうですね!

×人物に関する質問

次からは逆に、ChatGPTに質問してもあまり良い返答が期待できないものについてです。

代表的なものとして、「●●さんってどんな人?」という質問です。
今回は試しに岸田首相についてたずねてみます。

一見、回答自体は何となく正しいことを書いている風ですが、読んでいきましょうか。
ChatGPTの文章が正確なものか判断するために、岸田首相のウィキペディア(2023年5月現在)と見比べていきます。

最初の3行は良いですね?問題なのは、4行目の生い立ちです。
ChatGPTの文章では、「岸田氏は、1958年に生まれ、」とありますが、wikiを見ると岸田総理は1957年生まれとなっています。
更に岸田総理は早稲田大学法学部卒で、初当選したのは1993年の衆議院議員総選挙です。
それから岸田総理はこれまでに外務大臣、防衛大臣になったことはありますが、wikiを見る限りでは文部科学大臣、厚生労働大臣になったことはないようです。

ここでややこしいのは、「第100代日本内閣総理大臣に就任」と正確な情報もあり、「法学部卒業」など一部だけ正しい情報も混じっており、正しい情報と間違った情報が混在していることです。
もしかして誰かと勘違いしている?とも思えるような状態ですが、著名人を調べたかったら、少なくとも現時点ではChatGPTに質問するよりもウィキペディアで検索した方が良さそうです。

×作品に関する質問

人物名だけでなく、作品名についてもChatGPTは今のところあまりアテにならないようです。

例えば今回、夏目漱石の「坊ちゃん」のあらすじを尋ねたところ…

またまた、何となくそれっぽい紹介文が返ってきました。
「明治時代の日本を舞台に、」の部分は合っているでしょうか。

私も「坊ちゃん」がどんな話だったかそんなに覚えておりませんが、少なくとも主人公の「坊ちゃん」には設定された名前はありませんし、坊つちやんのウィキペディアを見ると、全体的にあらすじの内容に所々間違いがあることが分かります。
もはや既存の作品の紹介文ではなく、ChatGPTが新たに作り出した創作のストーリーですね。

まとめ

ChatGPTに色々質問してきましたが、ChatGPTが作り上げた話には嘘っぱちも多く含まれており、ChatGPTの文章を全部そのまま鵜呑みにするのは非常に危険ということがわかりましたね。
もしかしたら今後ChatGPTも学習して情報の精度を上げていくのかもしれませんが、ChatGPTが提供してくれる文章も基本的にはネットに溢れている情報と同じで信じても良い内容かちゃんと自分で調べることが大事ですね。

この記事を書いた人 : 福岡・大分 ホームページ制作のエディス

安藤
私はホームページをご覧になっている方の動きから、人々がホームページで見たがっている情報などを考察するのが好きで、考察結果からお客様のホームページをより良いものにする為のご提案を致します。よろしくお願い致します。

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